大都会と大自然のなかで
2010.09.14 Tue
気付いたら9月になって一度もブログを更新していませんでした。。。汗
まだ暑いので夏が終わっていないような気がしますね。
でももうそろそろ気候も変わってきそうでいよいよでしょうか。はたまた台風などの襲来で落ち着かない日々が続いたりするのでしょうか。
8月の後半もバタバタと充実した日々を送ってまして、9月に入り妻のお腹も臨月とのことでまだまだ気の抜けない日々が続きます。どんな子に会えるのか楽しみです。
書くこともけっこうたまってて時間見つけて書こうなんて思ってますが、特に先月に行った自由演奏会が楽しかったです。
クラリネット弾きのうみにんさんにお誘いいただき伊賀まで遠征してきました。世界的にご活躍されている指揮者のかたの指導が受けられ、かつ自由に弾いていいと言うイベントで楽しいです。
毎回知らない人ばかりですが、それがまた刺激になったりします。トランペットもかっこよく吹けるようにぼちぼちやっていきたいですね~
さて9月に入り先週は東京~伊豆へとお仕事がらみで行ってまいりました。
もともと東京での調律師の集まりがあり、それに合わせる形で伊豆でのお仕事を組ませていただきました。
当日岐阜での仕事を終えてから工具をしっかりと持って昼前に高速に乗り向かったのですが、いきなり豊田のあたりで渋滞・・
下道をうろうろとし岡崎ICまで行きまた高速に乗りました。が結局”急がばまわれで”そのまま降りずにいたほうが早かったかもと反省。
その後途中まで順調にきてたのですが、台風の影響で沼津から先が通行止め。
途中で強制的におろされてしまいました。おりる手前で雨がものすごい勢いで降りつけ、ワイパー全開でも前が見えない。渋滞もひどくてそれがかなりの時間続いたため精神的にまいりそうになりました。
まわりが見えなく閉じ込められたような圧迫感を感じ不安になり動悸も早くなり、改めて自分は閉所恐怖症かなにかそんなものがあるんだなと思いました。最後は気を強く持って乗り切りましたが。
とりあえずナビで検索し、横浜の友人に電話したりして道を聞き箱根の山を越え小田原厚木道路で東京へと向かいました。
箱根の山越えはかなりハードでいい経験ができました。12キロの下り坂はブレーキ故障のための脇道などありすげー道があるもんだと思いました。
そんなこんなでずいぶん遅れて会場の神田駅の居酒屋に着いた時はみんなできあがっておりました。
日本酒2升あいたのにはびっくりです。

ヤマハ系技術者の集まりだったのですが全国から集まりいろいろなお話を聞けました。
先輩のかたが多いのですが、大先輩の成功されているかたから調律業務についての秘訣を聞けそれがとてもタイムリーでした。
人からはよく見られる調律師の影の涙ぐましい苦労。何も苦労ないように見えるこのかたもやはり血のにじむような努力をしてこられているのだなと思わされました。そのようなことを日々しているとは想像もできなかったのですが、どんな世界でも成功する人は見えない努力をしているものです。
宴席には思いがけず世界をまたにかけ活躍されているコンサートチューナーのSさんも参加されていました。
以前フランス人ピアニストのパトリシア・パ二―さんのピアノレッスンを受けた時、優秀な技術者としてSさんの名前が出て納得したものです。
緻密で細かい調整は日本人技術者の得意とするところ。パ二―さんもそれを認めていて、日本の技術者がトップ水準ならばSさんは世界的にも調律師としてはトップレベルなんだろうと思う。
ピアニストからみてピアニシモを出しコントロールする技術はヤマハピアノがナンバー1とおっしゃってましたが、それはヤマハピアノのアクションの優秀さをみれば納得できます。
次の日は二日酔いのメンバーともどもそのSさんの案内でヤマハ銀座店の中を見ることができました。




カツァリスの後ろにSさんがいました。
8階のヤマハホールへ案内されると中では男性のかたがショパンコンクールのために練習中とのこと。なんとラッキーにもそのかたの演奏で新機種のコンサートグランドピアノ”CFX”の音を聴くことができました。
ヤマハホールは天井がとても高い設計で反響板を自由に調節できるため理想的な音場が作り出せるとのこと。
たしかにピアノを聴く空間としてはちょうどよい大きさでベストに感じました。
CFXの音色は率直に素晴らしかったです。もちろんそのためのベストな空間で聴けたと言うこともありますが、聴き入ってしまいました。全体的な音のまとまりやバランスがよく、ひとことで”よかった”です。
そのヤマハホールの上には大人のピアノ教室が3階にわたりあるとのことで見せてもらいました。
あのホールの空洞の空間の上に更に音楽教室が3階にわたりあるなんてどういう建物の作りをしているのだろうと不思議に思いました。
大人のピアノ教室はとてもスタイリッシュで眺めよく上に続く階段などのこった作り、座ってくつろいだり飲み物を飲めたりと大人がリラックスできるものになってました。
銀座に通い音楽を習うと言うのはステータスみたいな感じになるのでしょうか。それは銀座ならではと感じました。ここは見学してみるとおもしろいです。
写真はホームページにあります。
>ヤマハミュージックアベニュー銀座

銀座店の横はH&M。
ひととおり見てからビルの裏にあるアーテイストサービスへ移動し中まで見せてもらえました。
ここは技術者の拠点やピアノ保管室兼ピアニストが練習する部屋などがありました。
ビルの外にはロンドン、パリ、ニューヨーク、モスクワ、ソウル、北京、上海、台北と書いてあったのでそれぞれの都市にあるのだろうと思います。

部屋の中では男性ピアニストのかたが練習されていました。フルコンサートグランドが5台ほど置いてあったように思います。ソファや家具などもあり落ち着いて弾ける雰囲気です。
一般には踏み入れることができない空間でしょうけど、ピアニストのかたには最高の練習場所ではないでしょうか。
その後はみなとわかれてからちらっと建設途中のスカイツリーを見に行き、夕方には約束していた知人と合流しました。





完成予想図
知人の所属する渋谷の事務所の一角で”失敗の力”と言うセミナーを受けたのですが、大きな気付きがありました、それはかなり濃い内容なので別の機会に書こうと思います。
東京へくるといつもその広大さに驚かされます。中心が建物のかたまりでこれでもかと言うくらいでかい建物が続き最後は疲れてくるのですが、更に驚くのは都市がどこまでもどこまでも広がっていると言う点です。
いつもたいてい車で動くので都市圏の全景がよくわかり、郊外へ走らせるといつまでも街が続いています。東西南北問わずです。多摩市や川崎市や横浜など東京から離れていってもえんえんと都市が現れるイメージです。家や建物がところせましと密集してます。
集中的に中心が大きい建物があり東京以上の高さのビルがある都市は世界にあるでしょうが、その都市の広がりと密集と言う点では他の都市と比べて桁が外れているのではと思います。
名古屋圏も大きな都市ですが、西へ走らせると30分もすればわが津島市へ到達し田園地帯が広がってます。それにくらべ関東圏は息が詰まるような隙間のなさを感じます。
NYや上海などが東京と同じような大都市でしょうが、それぞれ都市の形態としては違いがあるのではと思います。10月に上海に行くのですが、車で動けない点が残念です。
東京でのひととおりの用事を済ませ3日目は伊豆へ向かいました。伊豆は観光地として有名ですが、今回初めて踏み入れました。
さすがに伊豆半島までくると見慣れた風景になってきて気持ちも落ち着いてきました。雰囲気としては愛知の知多半島に似てます。海岸を走っていくと海水浴場やホテルなどがあり知多にきたみたいだと思いながら向かいました。
目的地は伊豆の奥地にある会員制の宿、時空庵。
>クラブハウスリゾート時空庵
こちらのピアノの調子がおもわしくないとのことでご依頼いただきました。
行きに使った箱根新道を再び越え更に海外線を走り山道を登った先に到着。


前が見えないほどの濃霧

まわりには何もなく山の中の隠れ家といった別荘。まさにホームページの想像どおりのところでした。
都会で疲れた心をリフレッシュしてくれる空間と言った雰囲気。






時間の流れがゆっくりとしていて、客室にはテレビなどもなく自然のなかでの時間を持つことができます。
そんな時間がとても贅沢なものに思えました。
滞在しいつしか都会の生活のなかで余裕を持って生きることができなくなっている自分に気付きました。
便利なものに囲まれて生きていることが必ずしも幸せなことではなく、何もないところで最低限のものに囲まれて暮らす生活が実は幸せなことなんだとそんなことを感じました。

海が見えきれいな日の入りが見れました。ハワイで見た以来。
ピアノのほうはお聞きしていたようにアクションの動きが悪く音が出にくい状態でした。
なんと土蜂の巣が内部にできてしまうような環境で、その跡を掃除したりしいろいろと原因を探っていくと湿気の影響と言うことがわかってきました。



蜂が直接の原因かはわからないですが以前に鍵盤を修理したとのことでそのあたりも注意深く見ながら分解しピンを磨いたりしていきました。
そして一番の原因であるハンマー部分のセンターピンと呼ばれる部品を交換し、動きがスムーズになるようにしました。これは長年にわたる湿気を受けたことが原因でなる症状で、最近は特に霧が発生したりと山の環境ならではの状況が関係していたようです。




こちらでピアノを弾いてられるTさんに管理面でのアドバイスをし様子を見ながら少しずつ修理なりをしていくことにしました。修理個所を直してもまたすぐになってしまうようでは意味がないので、そうならないための管理が一番大事になってきます。
Tさんはこのピアノのことをとても大事に思ってられて、ご自分で勉強などして熱心に聞いてくる姿勢に感心しました。このようにピアノと言う楽器に対して興味を持って勉強されることはとてもいいことだと思います。
調整、調律が終わり弾いてもらいましたが、ラウンジで流れるような自分の理想とするようなピアノでとてもよかったです?
この空間と言い音楽と言い、自分の夢に思っていたことは目の前に現れるもんなんだと実感しました。
夜真っ暗になり寂しいかなと思ったのですが、騒がしいくらい賑やかな虫の音や宝石箱のような満天の星空はそれを忘れさせてくれました。
オーナーさんの手料理がとっても美味しく、ファンになる人が多いと聞いて納得しました。夕食は食べたことない味のおいしいパスタやサトイモの料理、朝食は色とりどりの和食ですっかり満たされました。
宿泊する人にとっては美味しい食事と自然のなかで何もしなくてもぼーっとすごせるのも魅力なんだなと思います。
こちらへはまたお邪魔したいです。長旅の疲れがすっかりと癒え帰ることができました。
今回お会いできお世話になりましたかたがた、ありがとうございました。

♪------------------------------
ピアノ調律は
サラピアノチューニングオフィス
www.sarapiano.com
-------------------------------♪
まだ暑いので夏が終わっていないような気がしますね。
でももうそろそろ気候も変わってきそうでいよいよでしょうか。はたまた台風などの襲来で落ち着かない日々が続いたりするのでしょうか。
8月の後半もバタバタと充実した日々を送ってまして、9月に入り妻のお腹も臨月とのことでまだまだ気の抜けない日々が続きます。どんな子に会えるのか楽しみです。
書くこともけっこうたまってて時間見つけて書こうなんて思ってますが、特に先月に行った自由演奏会が楽しかったです。
クラリネット弾きのうみにんさんにお誘いいただき伊賀まで遠征してきました。世界的にご活躍されている指揮者のかたの指導が受けられ、かつ自由に弾いていいと言うイベントで楽しいです。
毎回知らない人ばかりですが、それがまた刺激になったりします。トランペットもかっこよく吹けるようにぼちぼちやっていきたいですね~
さて9月に入り先週は東京~伊豆へとお仕事がらみで行ってまいりました。
もともと東京での調律師の集まりがあり、それに合わせる形で伊豆でのお仕事を組ませていただきました。
当日岐阜での仕事を終えてから工具をしっかりと持って昼前に高速に乗り向かったのですが、いきなり豊田のあたりで渋滞・・
下道をうろうろとし岡崎ICまで行きまた高速に乗りました。が結局”急がばまわれで”そのまま降りずにいたほうが早かったかもと反省。
その後途中まで順調にきてたのですが、台風の影響で沼津から先が通行止め。
途中で強制的におろされてしまいました。おりる手前で雨がものすごい勢いで降りつけ、ワイパー全開でも前が見えない。渋滞もひどくてそれがかなりの時間続いたため精神的にまいりそうになりました。
まわりが見えなく閉じ込められたような圧迫感を感じ不安になり動悸も早くなり、改めて自分は閉所恐怖症かなにかそんなものがあるんだなと思いました。最後は気を強く持って乗り切りましたが。
とりあえずナビで検索し、横浜の友人に電話したりして道を聞き箱根の山を越え小田原厚木道路で東京へと向かいました。
箱根の山越えはかなりハードでいい経験ができました。12キロの下り坂はブレーキ故障のための脇道などありすげー道があるもんだと思いました。
そんなこんなでずいぶん遅れて会場の神田駅の居酒屋に着いた時はみんなできあがっておりました。
日本酒2升あいたのにはびっくりです。

ヤマハ系技術者の集まりだったのですが全国から集まりいろいろなお話を聞けました。
先輩のかたが多いのですが、大先輩の成功されているかたから調律業務についての秘訣を聞けそれがとてもタイムリーでした。
人からはよく見られる調律師の影の涙ぐましい苦労。何も苦労ないように見えるこのかたもやはり血のにじむような努力をしてこられているのだなと思わされました。そのようなことを日々しているとは想像もできなかったのですが、どんな世界でも成功する人は見えない努力をしているものです。
宴席には思いがけず世界をまたにかけ活躍されているコンサートチューナーのSさんも参加されていました。
以前フランス人ピアニストのパトリシア・パ二―さんのピアノレッスンを受けた時、優秀な技術者としてSさんの名前が出て納得したものです。
緻密で細かい調整は日本人技術者の得意とするところ。パ二―さんもそれを認めていて、日本の技術者がトップ水準ならばSさんは世界的にも調律師としてはトップレベルなんだろうと思う。
ピアニストからみてピアニシモを出しコントロールする技術はヤマハピアノがナンバー1とおっしゃってましたが、それはヤマハピアノのアクションの優秀さをみれば納得できます。
次の日は二日酔いのメンバーともどもそのSさんの案内でヤマハ銀座店の中を見ることができました。




カツァリスの後ろにSさんがいました。
8階のヤマハホールへ案内されると中では男性のかたがショパンコンクールのために練習中とのこと。なんとラッキーにもそのかたの演奏で新機種のコンサートグランドピアノ”CFX”の音を聴くことができました。
ヤマハホールは天井がとても高い設計で反響板を自由に調節できるため理想的な音場が作り出せるとのこと。
たしかにピアノを聴く空間としてはちょうどよい大きさでベストに感じました。
CFXの音色は率直に素晴らしかったです。もちろんそのためのベストな空間で聴けたと言うこともありますが、聴き入ってしまいました。全体的な音のまとまりやバランスがよく、ひとことで”よかった”です。
そのヤマハホールの上には大人のピアノ教室が3階にわたりあるとのことで見せてもらいました。
あのホールの空洞の空間の上に更に音楽教室が3階にわたりあるなんてどういう建物の作りをしているのだろうと不思議に思いました。
大人のピアノ教室はとてもスタイリッシュで眺めよく上に続く階段などのこった作り、座ってくつろいだり飲み物を飲めたりと大人がリラックスできるものになってました。
銀座に通い音楽を習うと言うのはステータスみたいな感じになるのでしょうか。それは銀座ならではと感じました。ここは見学してみるとおもしろいです。
写真はホームページにあります。
>ヤマハミュージックアベニュー銀座

銀座店の横はH&M。
ひととおり見てからビルの裏にあるアーテイストサービスへ移動し中まで見せてもらえました。
ここは技術者の拠点やピアノ保管室兼ピアニストが練習する部屋などがありました。
ビルの外にはロンドン、パリ、ニューヨーク、モスクワ、ソウル、北京、上海、台北と書いてあったのでそれぞれの都市にあるのだろうと思います。

部屋の中では男性ピアニストのかたが練習されていました。フルコンサートグランドが5台ほど置いてあったように思います。ソファや家具などもあり落ち着いて弾ける雰囲気です。
一般には踏み入れることができない空間でしょうけど、ピアニストのかたには最高の練習場所ではないでしょうか。
その後はみなとわかれてからちらっと建設途中のスカイツリーを見に行き、夕方には約束していた知人と合流しました。





完成予想図
知人の所属する渋谷の事務所の一角で”失敗の力”と言うセミナーを受けたのですが、大きな気付きがありました、それはかなり濃い内容なので別の機会に書こうと思います。
東京へくるといつもその広大さに驚かされます。中心が建物のかたまりでこれでもかと言うくらいでかい建物が続き最後は疲れてくるのですが、更に驚くのは都市がどこまでもどこまでも広がっていると言う点です。
いつもたいてい車で動くので都市圏の全景がよくわかり、郊外へ走らせるといつまでも街が続いています。東西南北問わずです。多摩市や川崎市や横浜など東京から離れていってもえんえんと都市が現れるイメージです。家や建物がところせましと密集してます。
集中的に中心が大きい建物があり東京以上の高さのビルがある都市は世界にあるでしょうが、その都市の広がりと密集と言う点では他の都市と比べて桁が外れているのではと思います。
名古屋圏も大きな都市ですが、西へ走らせると30分もすればわが津島市へ到達し田園地帯が広がってます。それにくらべ関東圏は息が詰まるような隙間のなさを感じます。
NYや上海などが東京と同じような大都市でしょうが、それぞれ都市の形態としては違いがあるのではと思います。10月に上海に行くのですが、車で動けない点が残念です。
東京でのひととおりの用事を済ませ3日目は伊豆へ向かいました。伊豆は観光地として有名ですが、今回初めて踏み入れました。
さすがに伊豆半島までくると見慣れた風景になってきて気持ちも落ち着いてきました。雰囲気としては愛知の知多半島に似てます。海岸を走っていくと海水浴場やホテルなどがあり知多にきたみたいだと思いながら向かいました。
目的地は伊豆の奥地にある会員制の宿、時空庵。
>クラブハウスリゾート時空庵
こちらのピアノの調子がおもわしくないとのことでご依頼いただきました。
行きに使った箱根新道を再び越え更に海外線を走り山道を登った先に到着。


前が見えないほどの濃霧

まわりには何もなく山の中の隠れ家といった別荘。まさにホームページの想像どおりのところでした。
都会で疲れた心をリフレッシュしてくれる空間と言った雰囲気。






時間の流れがゆっくりとしていて、客室にはテレビなどもなく自然のなかでの時間を持つことができます。
そんな時間がとても贅沢なものに思えました。
滞在しいつしか都会の生活のなかで余裕を持って生きることができなくなっている自分に気付きました。
便利なものに囲まれて生きていることが必ずしも幸せなことではなく、何もないところで最低限のものに囲まれて暮らす生活が実は幸せなことなんだとそんなことを感じました。

海が見えきれいな日の入りが見れました。ハワイで見た以来。
ピアノのほうはお聞きしていたようにアクションの動きが悪く音が出にくい状態でした。
なんと土蜂の巣が内部にできてしまうような環境で、その跡を掃除したりしいろいろと原因を探っていくと湿気の影響と言うことがわかってきました。



蜂が直接の原因かはわからないですが以前に鍵盤を修理したとのことでそのあたりも注意深く見ながら分解しピンを磨いたりしていきました。
そして一番の原因であるハンマー部分のセンターピンと呼ばれる部品を交換し、動きがスムーズになるようにしました。これは長年にわたる湿気を受けたことが原因でなる症状で、最近は特に霧が発生したりと山の環境ならではの状況が関係していたようです。




こちらでピアノを弾いてられるTさんに管理面でのアドバイスをし様子を見ながら少しずつ修理なりをしていくことにしました。修理個所を直してもまたすぐになってしまうようでは意味がないので、そうならないための管理が一番大事になってきます。
Tさんはこのピアノのことをとても大事に思ってられて、ご自分で勉強などして熱心に聞いてくる姿勢に感心しました。このようにピアノと言う楽器に対して興味を持って勉強されることはとてもいいことだと思います。
調整、調律が終わり弾いてもらいましたが、ラウンジで流れるような自分の理想とするようなピアノでとてもよかったです?
この空間と言い音楽と言い、自分の夢に思っていたことは目の前に現れるもんなんだと実感しました。
夜真っ暗になり寂しいかなと思ったのですが、騒がしいくらい賑やかな虫の音や宝石箱のような満天の星空はそれを忘れさせてくれました。
オーナーさんの手料理がとっても美味しく、ファンになる人が多いと聞いて納得しました。夕食は食べたことない味のおいしいパスタやサトイモの料理、朝食は色とりどりの和食ですっかり満たされました。
宿泊する人にとっては美味しい食事と自然のなかで何もしなくてもぼーっとすごせるのも魅力なんだなと思います。
こちらへはまたお邪魔したいです。長旅の疲れがすっかりと癒え帰ることができました。
今回お会いできお世話になりましたかたがた、ありがとうございました。

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ピアノ調律は
サラピアノチューニングオフィス
www.sarapiano.com
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コメント
*ありがとうございました!
*お疲れさま!
こんな所で ぼーっとしながらピアノ弾けたら最高だね!!
夢は 持ち続けると 絶対に叶うよ!! 叶わせるんだよ!!!
*Re: ありがとうございました!
ピアノを大切に思う熱心な思いが伝わってましたので、修理がうまくいきほんとうによかったです。これからも管理のためのアドバイスやメンテのほうおまかせください。オーナー様にも感謝の気持ちよろしくお伝えください(^^)
*Re: お疲れさま!
最終日の癒しの時間、うみそらサロンにいるようなリラックス具合でした。名古屋ではうみそら、伊豆では時空庵で癒しの時間を楽しみたいです♩
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