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ブラックジャック

2010.08.24 Tue

いや~連日暑いですが、今日は特に焼けるような日差しでつらかったです。

ある小学校の体育館のピアノを調整していたのですが、クーラーももちろんかかってないし蒸し風呂地獄でサウナに入ったかのような汗でした。

修理個所をすぐに処置できればよかったのですが、やっかいな症例で朝から昼過ぎまでカンヅメ状態。


そのやっかいな症例と言うのが、鍵盤の鉛が溶けて飛び出していると言うもの。

飛び出した鉛が横の鍵盤にすれて動かなくなっていました。


この症例、一年くらい前にも一度別のピアノであったのですが、ちょっと異常な状態です。

鉛が溶けて出てくるほどの温度になっている状態があると言うことです。


過去記事> http://sarapiano.blog112.fc2.com/blog-entry-425.html


おそらく近年になって出てきているものだと思います。それだけ過酷な環境になってきていると言うことでしょうか。


そんな環境の変化を更に敏感に感じているかたの話をこないだ聞いて妙に納得しました。

そのかたは鮎取りのベテランなのですが、最近の川は顕著に変化していると言うのです。

70になるかたで子供のころから川に入ってきていることもあり感じるところがあるとのこと。


鮎の数の減少、きれいに見える水のにごり具合。微妙なところが昔から変わってきていて、我々素人ではわからないところを感じているようです。

素人なら、きれいな川だ、鮎がいる、自然があっていいなあ、なんて思うんでしょうけど、どうもそれは見せかけだけのようです。


確実に地球環境は昔に比べ変化をしているのです。私はピアノのありえない状態を見てその話を思い出しそんなことを感じていました。



そのようにいろいろな異常が起きてくると我々の生活に様々に影響を及ぼします。


私の場合、今回のようにピアノの調子が悪くなったことによって相手からのアクションが生じました。

今回のようにピアノの状態を相談してもらえば対処できるので問題はないです。


しかし中にはその問題が起きることによって他の選択肢をするかたも見えます。他の技術者に相談すると言うような場合です。これによって私の状況は変わってきます。


そこで重要になってくるのが、私の場合そのピアノの持ち主からどれだけの信頼を得られていたかと言うことが問題になってきます。

そのかたが私に相談をしないと言うことはそういうことを意味します。



実際にここ最近ではその両方のことが起きています。

まったく知らないかたから相談をされるのは嬉しいですが、今までお世話になっていたかたに事後報告で違う人に相談したと言われるとショックは大きいです。


この業界で長く続く人が少ないのもそのような精神的な苦痛に耐えられないと言う理由のものも実はあります。

人間不信に一度はなるのかもしれません。それを乗り越えられるかが長く続けられるかの境目です。多くは技術的、金銭的な問題と言うよりそれに至る精神的なものが大きいと思っています。


仕事とは言え、対人である仕事であるかぎり感情移入しますからね。どうしても。

特に繊細な人が多い業界。でも神経ずぶとくないとやっていけないのがこの調律業界の矛盾でしょうか・・




そんなとき私はマンガ”ブラックジャック”のセリフを思い出します。


「医者だって人を殺すことがある、医者は神じゃないんだ。」

と言うようなもの。


医者は瀕死の人間を助ければ神のようにあがめられ感謝される。逆に手術が失敗に終われば人殺しとののしられることもある。

それは究極な世界ですが、この世のなかはだいたいそんなものです。完璧な人間などいません。


ブラックジャックが人知れず泣いている場面が思い浮かびます。



変化の激しいこの時代。そんなようなことがこれからも起こってくるでしょう。それは誰の身にも降りかかってくることです。

しかし原因を理解していれば辛いことも乗り切れるはずです。

人間は不完全、すべては自分の身から出た錆だと思えれば病むこともないのです。原因がわからずショックを受けるから人間不信になり次に進めなくなるのです。


理解して進むことが、繊細な神経で次に進む方法でしょうか。


そしてどんなことが起きてもお互いが信頼しあえる関係を作る努力、これからもしていきたいです。


調律後にピアノが爆発したとしても相談しあえるような仲でしょうか(笑

はたまた明日地球が滅びるとわかっていても一緒に酒でも飲めるような関係でしょうか(笑


環境の変化に右往左往する私、まだまだ青いですわ。



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コメント

*完璧ではないことが自然だよね。

いや~こんな体育館に生徒が集まれば、、、もっと地獄だろうね(^^;

飛び出しちゃった場合、、、どやって治すんだろ(ーー;
削りとった鉛を接着剤で埋め治す?くらいしか想像つかんなぁ(^^;


人は自然から離れすぎてしまったんだね。
自然はプラスもマイナスも無いから、きっとストレスも無いんだろうなぁ。

*Re: 完璧ではないことが自然だよね。

しんちろさん、この日もママさんバレーと小学生のバトントワリングをやってました。ママさんバレーの熱気が伝わってきました!

飛び出た鉛はすべて取ってから改めて新しいものを取り付けるのが正道でしょうけど、今回は予算の関係上削って動きに支障のないようにしたのみです。厳密に言えば重量調整が必要なんですけどなかなかそこまではできないですね。

自然から離れて暮らしているために鈍感になってしまっているようです。我々がピアノの音に敏感なように、常に接していれば微妙な変化を感じ取れるんですね。

自然もゼロではないですよ。海の水が蒸発すれば雨になるようにプラスマイナスを繰り返していますね。そのバランスが崩れてストレスになり洪水が発生すると考えれば納得いくでしょうか?

*他人事じゃないです…

サラさん、いつもアドバイスありがとうございます!
暑いなか、お疲れ様です
体育館のピアノ…
ひゃ~怖いこわいコワイこわいv-129
うちのピアノも同じになってるかも…
以前より、学校の体育館のピアノはどうしているのだろう?と思っていました。
あの環境でピアノが保てるなら、こちらのピアノもなんとかなるかも?と。
やはりかなり厳しいですね
今年の気候は、伊豆でも異常です。鉛が溶けるなてとんでもない事が起こりうるのですね
取り急ぎメンテが出来るような、気温になることを
祈るばかりです

*Re: 他人事じゃないです…

kumicatさん、ほんとに暑い日々が続きますね。風光明媚な伊豆のほうも厳しいのですね。

体育館はふだん閉め切りのことが多く空気が滞っているのでピアノにとっては厳しいと思われます。じとーとした空気なんですよね・・ でも一般家庭でも鉛が飛び出てたこともあり油断できないです!

今年は残暑が厳しくなりそうと聞きました。いいかげんこの暑さにも多少慣れてもきましたが、汗が作業中にピアノに落ちるのを気にしながらと言うのが厳しい状況です。ほんとに涼しくなるのを祈るのみです!




*うむ納得☆彡

そうだね。自然は常に変化し歪んだり戻ったりしてバランスを取っているね。
人はプラスマイナスと見た方が分かりやすいか(^^;
きっと、洪水も何かの歪みが戻ろうとした事象かもね。

んー今日も暑い。
そして、生きてる事を感じられるよ♪

*Re: うむ納得☆彡

しんちろさん、バランスをとってきた自然がアンバランスになってきてますね。被害を受けると言うことは何かしてしまったのでしょうね、人間が。
暑いのもこれくらいで勘弁して欲しいですね~ 

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