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ヤマハ No.300 運送、修理、調整作業

2015.05.13 Wed

先日ピアノ調律調整へ行ったときの様子です。

YAMAHA No.300



ご実家に眠っていたピアノを再生してこれからピアノレッスンをするお子さんのために使っていきたいとのことで運送の手配をして新居に運び入れての作業となりました。
年代物のピアノですが過去に一度オーバーホールされている様子。

使える部品はそのままに調整しました。
この時代のピアノは適切に調整を行うとほんとうに良く鳴ってくれます。

しかしながら修理中に思わぬことが発生し修理箇所が増える事があるのも年代物のピアノにはつきもの。


現地で修理をするとなるとなんともしてもその場でどうにかしないといけなく、セオリー通りにいかないことも多々あります。

一台の調整をいかにして時間内にまとめて長く不具合なくよい音色で弾いてもらえる調整をするか。

試行錯誤、経験や勘がものを言う世界です。

中の造りがしっかりしています。側板の厚さや響板の材質など今のピアノと比べて違いを感じます。



内部の清掃。ホコリやゴミ、カビ等を除去していきます。



部品と部品の接点に潤滑剤を塗ったりして動きを滑らかにしていきます。


鍵盤も汚れを落とします。弾くときに最も気になるところですね。


アクション部の調整。専門用語で整調と言います。この作業がとても大事。

タッチの均一さが弾きやすさを左右します。音色にも影響を与えます。


フェルトが虫に喰われたり磨耗していたため全鍵盤交換します。


左が虫に喰われたフロントパンチングクロス、右が新しいもの。


クロスの厚さも変形して薄くなってしまっていました。



鍵盤の高さや深さの調整など基本的な部分を大事に全体を組みたてていきます。




きれいな木目です。この時代に木目のピアノを持っていたおうち、しかるべきところだったかと偲ばれます。



木目ウォルナット、猫脚の椅子をご注文いただき組み立てました。




今回オーダーしてくださったかたは古いものの価値がわかるかたで、私のしていること、したいと思っていることを理解して信頼して任せてもらえました。

ものの見方が共通するとピアノ以外にも通じ合う感覚があり信念を持ってやってきたことが伝わり嬉しかったです。

少しずつ増えているそういったつながり、大事にしていきたいです。

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