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ジョイントピアノリサイタル豊中

2013.10.21 Mon

大阪の豊中市までピアノ仲間の演奏を聴きに行ってきました。



当初3人の男性ピアニストによるジョイントコンサートの予定でしたが、お一人のかたが身内に不幸があり急遽代役に主宰のピアニスト小川恵子さんが出演されました。

私は出演された2人の男性ピアニストさんがピアノ仲間で日頃からよく交流していることからこの日を楽しみにしていました。

季節外れの台風の影響かで朝から土砂降りの雨でしたが、魚さん夫妻と車でおしゃべりしながら楽しく向かい、大阪へ近付くに連れて小降りになってきました。


会場は蛍池という駅の前のルシオーレホール。
120席あまりの会場にカワイのグランドピアノがスタンバイされていました。




ビルの中にあり中部地方ではあまり見かけないタイプのホール。ホールの音響に関しては率直に言うとデッドな空間でしたがそのぶんハッキリとピアノが出てくる演奏を聴ける理想的な空間。

私はこういった響きのホールが好きです。長時間聴いていても耳が疲れません。最近はやたらとお風呂場みたいに響くホールが多く最初のほうはいいのですが途中でごちそうさま状態になることが多いです。
例えは悪いですが、厚化粧して綺麗に見せているけれどもそのうち飽きがくると言うような感じ。やはり本来の加工されていないピアノの音を聴きたいです。

ほぼ満員のなかプログラムが始まりました。最初に主宰の小川さんからご挨拶。会の趣旨や出演者やプログラムの変更等についてお話しされました。


プログラム

●連弾 純ちゃん-小川さん
J.S.バッハ/G線上のアリア

●ソロ 小川さん
ショパン/ノクターン 嬰ハ短調 遺作

●ソロ いっちゃん
ヤナーチェク/ピアノソナタ「1905年10月1日 街頭にて」第一楽章「予感」

ラフマニノフ/エチュード「音の絵」Op.33-2,8,9

リスト/巡礼の年第二年「イタリア」より「ペトラルカのソネット第104番」

ショパン/ポロネーズ第6番「英雄」

●連弾 純ちゃん、いっちゃん
ブラームス/ハンガリー舞曲第1番、第5番

●ソロ 純ちゃん
ショパン/ノクターン 変ロ短調 Op.9-1

●ソロ 小川さん
ベートーヴェン/ソナタ第14番 嬰ハ短調「月光」Op.27-2

ヒナステラ/アルゼンチン舞曲 Op.2

●いっちゃん、小川さん
フォーレ/組曲「ドリー」より 第1曲「子守歌」

●いっちゃん
ショパン/ノクターン 変ホ長調 Op.9-2

●純ちゃん
ブラームス/ワルツ第15番 Op39-15 ラプソディ 第1番 Op79-1 間奏曲 Op118-2

ショパン/舟歌 嬰ヘ長調 Op.60



いずれも聞き応え充分な楽曲で楽しめましたが今回はお三方と言うことでそれぞれの持ち味、個性がいかんなく発揮されていたと思います。

当初は男3人のジョイントと言うウリで珍しいコンサートでしたが、前述のように都合で女性が入り少し違った雰囲気になった模様です。

でも男性側としてはそれはそれで嬉しい誤算と言ったところでしょうか。主宰の小川さんの演奏は鬼気迫るものがあり特にベートーヴェンのソナタ月光などは一楽章の深淵、三楽章の激昂した音色は作曲家の心に迫るものがあり私の好きな演奏でした。

ピアノ仲間の男性おふたりもさすがの演奏で、いっちゃんはアマチュアながらプロのふたりと共に過酷なステージを弾ききりました。

最近はコンクール等で実績を着実に重ねられているアマチュアピアニストさんですが、私としてはそこは特に注目しているところではなく実際にどのような演奏なのか色眼鏡なしで楽しみました。
アマチュアと言うことで実際に仕事も忙しいなか厳しいクラシック演奏の世界でがんばってられる姿はすごいと思うし、そんな姿を応援するファンも多く、みんなが応援したくなる気持ちが難曲の数々を一生懸命集中して弾く姿から伝わってきました。
プロのおふたりのなかでの演奏はプレッシャーも大きかったかと思います。でもあのような場で弾くと言うのはすごいことです。

特に純ちゃんとの連弾のハンガリー舞曲は息のあった演奏で素晴らしかった。

純ちゃんのソロは安定感あり、聞き応えあり、何より本人が楽しんでいることがよく伝わってくる演奏でした。
もうほんとにピアノを楽しんで弾いてるのがこちらまで気持ちよくさせてくれるんです。

そして今回特筆すべきは音色がとてもきれいだった点です。正直ピアノ自体はそんなにコンディション良くないと感じたのですが、それを感じさせない演奏だったのです。これはあるところまでいかないとできないことだと思うのですが、弱音がとても繊細で強音は割れず聴きやすく楽器を手なずけている感覚、そのような演奏はなかなか出会えないのです。


純ちゃんは今回の演奏会の一週間前名古屋の発表会的なイベントに参加されて、次の日にその足で私の南区の工房へきてくれたのですが、そこでお願いして弾いてもらった演奏よりも更にまた良く普段名古屋にきて弾く純ちゃんとはまた違ったプロとしての演奏を聴くことができ感激でした。

更にそのとき工房で、探していた懐かしい楽譜を見つけることができたと言うことでアンコールで弾いてもらえ、とてもよい流れができたことが嬉しいです。

そして更にはその楽譜はピアノ仲間のはなみずきさんのおじさんの遺品であり、時を超えて純ちゃんへのつながりができたことはほんとうに意味のあることだと思いました。


コンサート自体、こう、近づき難い突き放される感じはなく自分もピアノをもっと弾きたいと言う気持ちにさせてくれました。暖かいと言うか、気持ちのこもった演奏で音楽の魅力がとても伝わるコンサートだったかと思います。

ことあるごとに名古屋へきてくれて、名古屋のみんなの暖かさが好きだと言ってくれる純ちゃんのコンサートを大阪で聴くことができ良かったです。今度は時間を作り大阪の街と音楽仲間や人との出会いも楽しみながら出掛けたいと思います。
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コメント

*有難うございました

こんにちは!
こちらのブログを、純ちゃんに教えて頂いて、たどりつきました。
随分お礼が遅くなってしまいましたが、
10/20は、大変ご遠方からわざわざ、しかもお足元の悪い中、ご来場下さいまして、
又、このようにブログの記事にして頂きまして、
本当に有難うございましたm(_ _)m
当日は、不測の事態がありましたが、
自分もどうにか演奏でき(;・∀・)
又、勿論、他のお二人も大変な熱演、
そしてお客様の温かい応援のおかげで、無事終演できまして、
本当にホッとしました。

又これからも、純ちゃん達と、豊中の活動盛り上げていきたいと思います。
又いつか、ゆっくりお話出来ることを楽しみにしております♪

*

けいぴょんさん、コメントいただきありがとうございます。
この日は耳に残る演奏の数々を聴かせていただき重ねて感謝申し上げます。地元の音楽文化を盛り上げようとの気持ちが強く伝わってきて応援したい気持ちになりました。音楽や芸術が根付いていくとそこに暮らすかたは心豊かになるとの想いが私もあります。特にクラシックは良いと思うのですが、なかなかなじみがないものだったりするのでこのように気軽に聴きにいける場があると良いと思います。
また純ちゃんもまじえいろいろとお話できれば幸いですm(_ _)m

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