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ピアノ修理、YAMAHA・UX

2012.02.06 Mon

みなさまいかがお過ごしでしょうか?

2012年も早々大寒波襲来で大変ですが、私はそれなりにがんばってます。

最近は修理のご依頼をいただくことが多くなってきていて、外まわり調律の合間に工房に寄り作業したりとせかせか動いていました。


日本にはピアノがたくさん普及していてお家にはすでにあると言うかたが多いです。

それを直して使おうと言うことが数年前より増えてきています。ピアノは置いといて腐るもんでもないですし、また電化製品とは異なり性能が新製品と変わるものでもないですから充分使えるわけです。

もちろん管理の度合いによっては修理する程度も異なってきますが、フレームと呼ばれる全体を支える鋳物が割れでもしない限り修復は可能です。 

ヴァイオリンなどの楽器でもそうですが、やはり楽器たるもの使い捨てではなく代々引き継いで使っていくものではないでしょうか。

特に昔のピアノは木が多く使ってあるので修復はしやすいのです。


今回手がけていた修理も響きが豊かな個体だったので満足のいく出来上がりになりました。


ピアノ機種はヤマハのUX。



X支柱と呼ばれるピアノ裏側の支柱構造が特徴的です。これにより支柱が強固に組まれる形になり2tもの弦の張力がかかるフレームを強力に支えています。あと支柱を放射状にすることで響版の響きをボディに伝える働きもあるとか。

いずれにしても年数を経てもしっかりとした音が出るのはこの構造と無関係ではないと思われます。

あれ、裏側の写真を取りわすれてますね。。


こちらのブログに裏側の写真がありました。→http://kosakafuse.exblog.jp/13603294/




さて修理ですが、まずは外側の外装部分を磨いて艶を出していきます。





ピアノを倒して手の届きにくいところも磨き、掃除。



真ん中のマフラーペダルのナットを底板側からしっかり締めます。



キャスターへ油をさし動きをよくします。



虫に喰われてしまったバランスパンチングを全交換。これで鍵盤の高さが安定します。





バランス、フロントピンに磨きを入れます。経年変化によりサビやくすみが出てました。



鍵盤前面の木口を交換。黄色く変色し汚れていました。





鍵盤バランスブッシング、フロントブッシングも全交換しました。こちらも虫に喰われボロボロになってました。





ハンマーをファイリング。弦溝を消します。あまり弾かれてなかったピアノのため表面の汚れを取る程度に留めました。



蝶番等の金属部も磨きを入れました。ピカピカ





マフラーフェルトを貼り替え。弱音機能もしっかり機能します。



組み立ててアクションの調整と調律をしました。




最後はじっくりと何度も弾いて音色やタッチ、雑音等を確認。この確認作業が大事です。
演奏者の身になって確認します。

特に雑音はこれまでの作業が無駄になるくらい厄介なものなのでぬかりないように聴きます。
これまでの作業がしっかりとできていれば出ないのでその確認にもなります。




無事依頼主のもとへ収まりました(^^




喜んでいただけて幸せです。これまでの過程が報われて疲れも吹っ飛びますね。

ありがとうございました!



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コメント

*

お疲れさまでした!!

良い風に仕上がって この上なく嬉しいですよね!
これは物は違っていても手がけた人でないと味わえない喜びですね!
その裏では 皆日々戦っているのですね!!
喜んで頂けると疲れも 吹っ飛びますね。よかったね!!!

*

自分で手をかけ苦労したものは思い入れが違いますね(^^

喜んでいただけるかたがいる限り、よい作品を作る努力をしていきたいです!

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