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ピアノの耐震対策

2011.05.04 Wed

最近お客さんとの話題でピアノの耐震について聞かれることが多くなってきました。

ピアノはアップライトで200キロ超、300キロ~500キロ超の重量があります。


倒れて身に降りかかってきたらやはり大変です。

グランドピアノの場合は横型のため倒れることはありませんが、横滑りをおこし移動してくるらしいです。



また倒れることがないと言っても阪神大震災では本体を支えている脚が折れて倒れた(崩れた)ピアノもあったそうです。
通常ピアノの下にもぐっていることはまずないと思うので潰される心配は少ないですが、弾いているときは念のためにピアノからすぐに離れることです。



問題は一般的に家庭に多いアップライトピアノです。

このアップライトにはフレームと呼ばれる重い鋳物が設置されているのですが、これを含め重量のバランスが鍵盤からみて奥側(後ろ側)にあります。

なので部屋の真ん中にピアノを置いているような場合後ろにばたんと倒れます。


しかしほとんどすべてと言っていいくらいのアップライトピアノが壁を背に設置されています。このためたとえ地震の揺れにより後ろに倒れたとしても壁にぶつかり前に倒れてきます。



なのでピアノを弾いているときはすぐに離れることはもちろんのこと、弾いていないときもピアノの椅子を本体が倒れてきたときに支えることができる位置に置いておくことが重要です。


これは椅子を本体側の奥深く入れてしまうことなく、少し引き出して、本体が倒れてきても一度支えて倒れる位置です。


ピアノ椅子 地震対策
ピアノ椅子 地震対策 posted by (C)sarapiano

ピアノ椅子 地震対策
ピアノ椅子 地震対策 posted by (C)sarapiano


トムソン椅子の場合

ピアノ椅子 地震対策
ピアノ椅子 地震対策 posted by (C)sarapiano



これでワンクッションおけるため逃げる時間が稼げると言うものです。しかしこれだけでは心もとない。



一般的な対策としてインシュレーターを換えると言うものがあります。

インシュレーターとはピアノの足のキャスターが乗っているお皿のこと。あのお皿を丈夫な特殊仕様のものに換えるのです。


この耐震インシュはゴム製のものが多く振動を抑えることにより防音効果もあるのですが、掘りが深い仕様なので足がある程度固定され脱輪防止になります。底もゴム製のため横滑りに強いです。特にグランドピアノには有効ですね。

これらのインシュレータータイプの耐震グッズは様々に商品化されています。取り付けは専用のピアノを持ちあげる工具で行うか人数がいれば持ち上げての設置が可能です。

ただこれらのものはもちろん完全なものではなく、阪神大震災以上の地震がくれば例え耐震インシュをしていたとしても倒れてくるでしょう。その前に家の屋根が落ちてきたりしたらピアノどころではないですが。

ただ震度5くらいのものでした耐えられるでしょうし(もちろん揺れの種類にもよる)、震度7クラスでも倒れてくる時間を稼げる可能性はあります。


ピアノ耐震実験の動画ありサイト

各耐震インシュレーターの比較サイト



▼代表的なものはこちらになります


フトーゴムD(安全ベルト付)

UP用



GP用



ニュースーパーインシュ(UP専用)



ニューキャストップ敷板セット(UP専用)



スーパーピアノストップ 

UP用



GP用




人が多くいるようなリビングにピアノが置いてあるような場合はできるときに対策をしておいたほうがいいかもしれません。


あと耐震ではないですが(※)、インシュレーターによる音質の向上目的として開発されたものとして”スティムフューチャー”なるものがあります。

http://www.stimmersaal.com/06stmfuture.html

これは知人のブログでも紹介されていたため気になっているものですが、理論上効果が得られるものであると思っています。(未だ確かめていないが試したかたによればその違いは明らかとのこと。


”ピアノの音はその設置された床の材質や構造に大きく影響されます。 その原因の多くはピアノの音がその脚を通して直接床を振動させる、あるいは床の振動がフィードバックしてピアノを振動させる音の干渉によります。”

とホームページにも書かれているようにピアノの音は接しているものによって影響を受けるのです。

それはもちろん感覚的に判断するしかないのですが、例えば管楽器、弦楽器などでも同じ楽器を違う人が弾けばその人なりの音が出るのを想像すればわかりやすいと思います。

もちろん個々の腕前などの要素が関係してくるので一様には言えないですが、それだけではない身体的なものも影響を与えていると感じています。


以前mixiのなかでも内輪で話題になったのですが、ピアノの鍵盤をネコが叩いたときと人が叩いたときにまったく同じ強さであれば音色の変化はないと言う議題についてもこのスティムフューチャーなどの音質向上グッズが具体的に答えを出してくれるでしょう。


※追記 スティムフューチャーですが、耐震の効果もあるようです。阪神大震災のデータをもとに耐震実験もされたとのこと。更に詳細があきらかになればご報告いたします。



今回の震災では津波の被害が主だったためこのような対策もあまり通用しなかったかもしれません。流されたピアノも多数あったことでしょう。

再びこのようなことがおきないように祈らずにはおれません・・






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