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Music life

sarapiano 音楽を通して心豊かに生きる

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希望の光

ピアニスト吉永哲道先生の公開レッスンが春日井のFantasie-Impromptuにて行われました。

初日にはレッスン後にミニコンサートと言う形にて弾いてくださりましたが、ミニと言うよりけっこうしっかりとしたプログラムとなり一年の締めくくりに相応わしいものとなりました。

先生の解説も含めて印象的だったのがショパンのマズルカとベートーヴェン悲愴ソナタ。

ポーランドの詩人ノルヴィトが語ったと言う、

「ショパンは農民が野原に落とした涙をダイヤモンドに変えた」

と言うのを引用してまさにはかなくも悲しくいて美しい旋律をポーランドの土のにおいを感じるがごとく響きをホール全体に鳴りわたりました。

そしてベートーヴェンイヤーとして外せないソナタ悲愴。
ベートーヴェンの苦悩に満ちた人生、音楽家にとって耳が聴こえなくなった絶望、それに比べたら我々の悩み苦しみなどとるに足らないものだと、まさに音楽家である吉永先生だからこそその苦悩が身を持ってわかることを感じる言葉でした。

そしてちょうど図ったかのようにベートーヴェンイヤーに人類にとって苦悩が覆い被さった。
しかしベートーヴェンの音楽はその苦悩のなかから一筋の光を感じる、それがこの苦境から人類に〃希望〃を与えてくれるのだと言うのがその演奏に体現されていました。

ベートーヴェンの精神のごとく、絶望にも似た苦境の先に歓喜が待っている、そんな事を感じさせてくれる2020年のラストでした。

レッスンではなかなか思うように弾けていなかったスクリャービンについて的確なと言うかまったく別次元の方向からのアドバイスをいただきとてもとても勉強になりました。

そして来年の3月13日に同じFantasie-Impromptuにて吉永先生のリサイタルを行う予定です。

また2月8日には東京の紀尾井町サロンホールにてリサイタルがあります。

ホール全体を包み込み降りてくる倍音の含まれた音色、そしてそれに呼応し心に響く音楽を体感できます。




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アンドレイ・ガヴリーロフ氏のレッスン

大野ピアノメソッド門下受講のアンドレイ・ガヴリーロフ氏公開レッスンを聴講させていただきました。チャイコフスキーコンクールで頂点に立ったあと、かのリヒテルの代役にて一躍スターダムになった氏の30年間を集約した貴重なレッスンでした。

彼のメソッドによればそれを3分の1の時間で伝える事ができるとの事。
各時代の作曲家には演奏する時に守るべき指針がありそのパターンをプログラムすればどんな作品も弾けると言うような事をおっしゃっていました。

先日のリサイタルでも自由に弾かれていた印象があるのでこれは意外でした。彼なりの解釈と言う事でしょうか。それが正当であるとの自信がレッスンの間感じられました。

通訳も入っていましたが直接に聞き取れる英語も多くとてもわかりやすいものでしたがその中でも印象に残ったのはスクリャービンのレッスン中にユニバースとおっしゃり宇宙空間を作りあげるイメージを熱く語られていた事です。実際に氏の弾かれたスクリャービンはまさに宇宙と言ったらよいのかまさにスクリャービンを今に伝える極上の響きでした。

そしてベートーヴェンのレッスンでは彼はpoorな作曲家でありそれ以上でもそれ以下でもなく天才モーツァルトに比べて苦労して作曲していたとのお言葉。

その苦労は自分と魂の分離をどうすれば良いのか試行錯誤した跡であり、時にちぐはぐであると言う事。

それゆえに演奏時には過剰な表現は必要なく、時に言われるような崇高な魂がそこに存在するかと言うとそうでもないとバッサリ。

もっとシンプルにシンプルにと、もちろんそれはいろいろな表現ができてこそ削ぎ落とした結果として洗練されたものとしての表現かなと感じましたが、ある一方でベートーヴェンはそこまで表現する必要がないとも取れ彼の中での重要度の低さを感じました。

そこはやはり故郷であるロシアの血が濃く流れているのは否定できないかなと。

ベートーヴェンは解釈が先生によってわかれるとこれまでも感じてきたのですが、理由がわかってきたのは大きな収穫でした。そしてモーツァルトのように自然に降りてきたものでなく人間が手を加えたものであり人間臭い音楽である事が改めて認識できました。

そしてその次に続くリストでも共通することとしてその多くのメロディがイタリア歌曲から取ってきたものであるとの事。それがヨーロッパ人的な感覚として日本人にはないものかもしれないがそれを理解して弾く必要があると言うような事。

典型的な日本人的な演奏の部分でも例を出し度々触れられ今回の受講者はその大部分のひとたちとは違う特別な演奏、音を持っている事を認識されていると言うのが伝わってきました。
これはどのように日本人演奏家を捉えているのかがわかり自分が思っていた事とも符号しました。


また時にその繊細過ぎるところが表現上思わしくない部分も演奏上生じる事があると指摘していましたが、日本人としての演奏をする事も価値があることだよなぁと常々思っているので、これは異なる視点として捉えました。


とにかく受講生のレベルの高さに終始驚かれ満足されていて、自分の言った事を今回のようにすぐに対応できる生徒はそうはいないと帰りのタクシーでも興奮気味にお話されていました。

音そのものについても実際にガヴリーロフ氏の演奏やレッスンに触れて得るものが多く貴重な体験となりました。





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ピアノレッスンの重要性、リヒテルの演奏

来月の本番に向けて必死でベートーヴェンソナタをさらっているのですが、ふと偉大なピアニストさんたちはどのように弾いているのかなぁと思いようつべ(死語か? を散策。

いろいろ巨匠から素人のかたたちまで聴いてみてあがってるなかで自分のなかでしっくりきたのがリヒテルの演奏でした。

リヒテルに対するベートーヴェンのイメージがあまりなかったので驚きでしたがなんか自分の弾きたい感じにぴったしくる。

もちろんリヒテルのようにはまーったく弾けませんが。

趣味のピアノとはいえ人前で弾く以上ある程度のものは求められると思ってまして、聴衆の事を考えずに弾くならひとりでひきこもって思い思いに弾いていればいいのです。

そのあたりは趣味のピアノで難しい部分ですが、しかしながらある程度の演奏の水準でないものを聞かされても聞くほうはツライわけです。
申し訳ないってな感じになるわけです。

近年はしっかりレッスンにも行っているのでそれを元に弾く事の楽しさを実感しています。

昔は独学で弾くのが良いとまで思ってましたが、それもある時限界を感じました。ポピュラーとかはまだなんとかなりますが特にクラシックは独学では厳しいです。
それだけやる事は多いし、それを学ぶ楽しさがあります。

レッスンを受けると先生と同じような金太郎飴のような演奏になってしまうと、思っていた時期もありましたが、レベルが違い過ぎるし、例えそのように弾けてもそれぞれの個性は否応なしに出るわけです。

レッスンや奏法によってはおんなじような演奏や音になるのでその点は注意が必要ですが、それぞれの個性がより発揮できる弾き方に出会えればベストなんだと思います。

なかなか人から指摘を受けると言う事はないので先生と言う存在は大事ですね!



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ベートーヴェンの響き

吉永哲道先生の公開レッスンを受講。
目から鱗、ベートーヴェンの響きの作り方。
ショパンとは反対の内側への手の重心の移動。
それでいてハの字は崩さないで肘を広げることなくポジションを取る。
内声の厚く深い響き、ベートーヴェンの音楽を紡ぎ出せる秘密。
先日の先生の宗次ホールでのリサイタル、エリーゼのためにの弾きかたを引き合いに出してもらい、あの響きの秘密を教えていただけました。
先生の響きは絹の糸を紡ぐがごとく限りなく美しく、うみそらサロンのオールドヤマハから出る実に多彩な音色。
ピアノはまさに弾き手によって出る音色が変わる。
ピアノとはなんと奥が深く限りなく楽しいものだろうか。
ピアニスト 吉永哲道氏ブログ

http://blog.tetsumichi.jp/s/

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ピアノレッスン、フェザータッチとえぐるタッチ

ショパンプレリュード4番、ホ短調OP28-4

今一度腕の位置、手の位置を指摘され確認。
肘に視点を置きもう少し手を上げて弾くことによりピアノと身体の間に響きを入れることができる。
その空間に響きが充満しているような、掴んでいるような感覚。腕の位置を変えることにより倍音のかたまりが出てきたのが感じられました。

先日から課題の右手だけのメロディの部分、今回は鍵盤の上をなでるようなフェザータッチを教えてもらえました。

鍵盤上に指を置いている時間が長いけれども下方向への押し付けではない打鍵のしかたをすることにより倍音のつながりを感じる音が実現できる。
独特の手の使い方です。

そして最も盛り上がる5段目からの部分、前の章節からアウフタクト気味の意識で弾くことにより自然な音の流れを意識する。表記上は5段目からフォルテ記号が付いているけれど突然フォルテになるのは不自然。
いかに音の流れ、横の流れを追えてないかがわかりました。

この部分も新しいタッチを教えてもらえました。鍵盤をえぐるタッチ。
大げさに言うと手をスクリューのように回転させてそのエネルギーを打鍵に使う感じ(私が理解したのは)。

そうすると、鍵盤に上から大きな力を加えずともフォルテの倍音を豊かに含んだ響きが出る。エネルギーが効率よく伝わる事により無駄な手の動きをせずともフォルテの欲しいところでしっかりとした音が出る。

フェザータッチとえぐるタッチ、練習を繰り返して身につけていきたいです。

今回でこのプレリュードのレッスンは終了。
やればやるほどスルメのように味が出てくるような曲でした。
ショパンのエッセンスがつまっているかのようで、これからも大切に弾いていきたいです。

次の曲は…

弾きたいものをとのことで希望は出しましたが、先生苦笑いって感じで。

かなりチャレンジな曲なので、とりあえず譜読みしてみてできそうか判断することに。

照準はうみそら発表会及びロシアピアノオフ会です。





テーマ : クラシック    ジャンル : 音楽


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プロフィール

Masayuki Saraie

Author:Masayuki Saraie
SARA PIANO

珈琲とピアノと猫をこよなく愛する

ピアノ調律師 更家雅之


楽器が求め、演奏者が求めるベストな状態へ

音の職人、更家雅之の日記や想い

ピアノや音楽、日常を通して出会う人たちとの 交流から日々考えさせられ思ったことを、日記を中心に更新中。


音楽はどんなジャンルでも大好きで聴くこと演奏することが趣味

音楽と歩んできた人生、辛い時、楽しい時、そばにはいつも音楽がありました。音楽によって救われた時期も。

そしてピアノを弾くと心が落ち着きます。

近年、調律や音楽が心に及ぼす影響を研究中。

音楽は心の世界への扉 、そして心そのもの。


ピアノ、音楽を通してこの時代に”心豊かに生きる”を実践しています。

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