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Music life

sarapiano 音楽を通して心豊かに生きる

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音の本質の世界

千代田区の大野ピアノメソッドにてスタインウェイD274の調律。
そのあとに大野先生のレッスンを拝聴させていただけました。

作品に対して目指す音を出すために手や指のどこの筋肉を使いどこの力を抜いてどのような方向性で打鍵をするのか。

次高音部のコツコツ音を出すことなく上がる音、美しい音色を出すにはどうすれば良いのか。

浅い部分を狙い世にも美しい音色を出す、それをキープし続ける技術。

それらの技術をもって作品に対しての想いをいかに音にこめるか。そのための手指の使い方。

それは気合や気持ちではなく、ただただ音にそれをこめて表現する。ピアノから出てくる音で表現をする、そこには身振りや手振りと言ったまやかしでの表現ではなく愚直に音に向き合う、出てくる音がすべての本質の世界。

そのための具体的な技術を実演をまじえながら教えていただける。

非常にレベルの高い、他のどこでも教えてもらえないメソッド。このメソッドを学ぶと音楽を表現するために直結する具体的な技術を学ぶことができます。


まもなくD274の横にベーゼンドルファー280VCがやってくる。また新しい次の段階へとメソッドは更に進化していく。







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ベーゼンドルファーの魅力

ウィーンの名器ベーゼンドルファーピアノの魅力を再認識できる体験をしました。

そのためにはいくつかの条件が揃わないと難しいのですが、その音色の魅力は他にはないものがあり、まさにヨーロッパの楽器の伝統が生きている事を感じさせます。

置き場所や調律、弾き手を選ぶ楽器、それが一般的に言われるベーゼンドルファー の扱いにくさ、とっつきにくさを左右している事がわかってきました。

その俗に言われるウィナートーンをいかにして出すか、そのタッチは繊細さを極めるものであると思われます。
その一点を目指してそこで作る、表現する音楽、それがベーゼンドルファーでありそのためにあの大きなボディを備えている。
なんとも贅沢なと言うか、よく言えば大切に手をかけるだけかけている、悪く言えば効率のよくないながら、でもなんか愛おしさを感じるそんな思いがします。

そもそも同じ世界的な名器であるスタインウェイとはその発展のしかたや楽器としての造り、思想が異なる路線上にあるもので、別楽器と言っても良いのかもしれない。

ベーゼンドルファーはチェンバロやクラヴィコードの延長上にある楽器で、プレイエルの流れを経てベヒシュタインと共にヨーロッパの伝統を受け継いできた。

スタインウェイはエラールからの流れでピアノに革命をもたらし独自の進化を遂げた楽器。ヨーロッパの流れを汲みつつもアメリカに渡り発展していった。

たしかそんな流れでした。
他のアメリカのキンボールやチッカリングもそんな感じで新しい技術を取り入れ、ヨーロッパではシュタイングレーバーがその流れなのかなと感じてます。

現代ではイタリアでファツィオリが新しい流れと言うか、素材を見直したピアノ造りにはげんでいます。

ベーゼンドルファーもかつては弾きづらいアクションで言う事をきかなく良いイメージがないと言う専門家は多い。
しかし各社良くも悪くも素材の均質化が図られてアクションの性能は良くなった。やはり弾き手にとっては思い通りに打鍵できる事が必要。

あとはピアノ本体の違いによってその個性が出てくる。いい時代になったと思います。

ベーゼンドルファー は新たにVCシリーズを開発、よりホールに対しての響きに対応できるものをとの想いが感じる。サロンのようなスペースや良く響くヨーロッパの住環境でのピアノと言うものから幅広く対応するものへと変わろうとしている。その本質を残しつつ。

全国のホールにいろいろなピアノが入るのは喜ばしい事で各個性を楽しみながら演奏できたらなんと良い事だろう。
コンサートは聞き手に楽しんでもらわなければならない。客席に届かない音のピアノでは話にならない。しかし音量だけのピアノはつまらない。

ピアノをいかに響かせて鳴らすか、それには最終的には洗練されたタッチ、そしてそれを聴き取る聴覚が必要になるだろう。

スタインウェイ一強の時代からの変化、各社しのぎを削ってきていてそれを感じる東京出張となりました。

https://youtu.be/SUZIB1WityA


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嬉しいメッセージ

昨日お伺いしたお宅の旦那さんから今日になりメッセージをいただいた。

ピアノの演奏をいつも楽しみにしています、ご自分も弾く事にしたとの事。
自粛中でYouTubeの演奏動画をいろいろ見ていて弾きたくなったとの事。

いつもと違う環境で新しい変化をもたらされ違う側面から物事を見る機会が増えたかたも多いと思われるのは良い事だと思う。

ピアノも良い状態になったからか凄く楽しげなメッセージをいただきこちらまで嬉しくなりました。

これからも細々とでもピアノ練習していこうと思わされました^ ^


子どもたちは今日から登校。3ヵ月ぶりかな。
まだ分散登校でみんなに会えるわけじゃないけど、帰ってきたらテンション高く友達に会えたのが嬉しかったのが伝わってきました。

地域によってもまちまちみたいだけど少しずつ日常が戻っていくのは嬉しくもありなんか寂しくもあり。とりあえずは数ヶ月でしたが社会に新しい変化のきっかけはできたようですね。


届いた比嘉さんのコンサートDVDを見ながら至福の時間を過ごしています。




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ベヒシュタイン技術セミナー

昨日は名駅のバロックさんにて行われたベヒシュタインの東海地区技術セミナーへ参加してきました。

東京のベヒシュタインジャパンから社長でドイツピアノマイスターの加藤正人さんがみえて一日講義と技術の指導をしてくださいました。

フルコンサートグランドを使っての保守点検作業の実際を詳しく教えてくださり自分の中でも得るものが大きかったです。

これまで受講してきた他メーカーの研修会などの内容と合わせて考えたりしても納得する部分が多く理にかなっていると感じました。

ヨーロッパのピアノ造りの考えを受け継ぎながら新しい技術にも柔軟にチャレンジしていく会社と言う事がわかり、今まで朧げだったその実態がハッキリとしました。

リストやブラームス、ハンスフォンビュローが活躍した時代には栄華を極めたベヒシュタインでしたが、世界大戦でベルリンが焼けて存亡の危機となりその後表舞台から消えたと思っていたのですが、会社としては脈々と存続し今やピアノ単体で経営しているメーカーとしては最も順調なメーカーなのではないかと思いました。

日本ではまだあまり馴染みがないのが現状ですが少しずつ特約店も増えてきており地方に波及していくのも時間の問題かもしれないです。

価格帯も国産くらいのものもあり、目に触れる機会が増えれば選択肢に入ってくるでしょう。
この地方では幸いにも名駅近くのバロックさんが取り扱っているので東京へ行かずとも試弾する事ができます。

ベヒシュタインの価格帯は広く、高級ピアノからお求めやすいアカデミーモデルまであります。セカンドブランドのホフマンはベヒシュタインの色を残しながらも独自の音色を持っていてコストパフォーマンスに優れていると感じます。

調律のお客様にも所有されているかたみえますが小さくてもよく鳴ります。

今回の機会を作ってくださったバロック代表の金子さんに感謝致します。
いろいろと新しい体感ができた一日となりました。

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ピアノ考

国産ピアノの性能はとても良いと感じるし、海外でも評価が高くヨーロッパなどでヤマハカワイの中古は驚くほど高値で取引されていることを大手輸出業者から聞きました。アクションの精度、反応が良く、made in japan の製品は壊れないのでコストパフォーマンスに優れている。

しかしながら芸術の分野での感覚的なもので言うと日本製にはないものを特にスタインウェイのピアノに感じます。

これはクルマと同様にメカニックとしてみたときに日本製にかなうものはないのだろうけど、フェラーリやポルシェの走る楽しさ、異次元な感覚が日本車には感じられないことに似ている。(聞いた話で私自身は経験ない^^; 年式などによっても違うらしい…)

本来芸術のための楽器が日本では教育のために広まった事もありその本質からは異なった独自な文化ができたのも影響は大きいと思ってます。

現代ではなんでも性能が良くなり人間に能力がたいしてなくとも扱えるようになってきていて車もマニュアルからオートマになりそのうち自動運転が主流になれば寝ていても目的地に着くようになる。

工業製品であるピアノも性能がどんどんよくなり鍵盤を押すだけできれいな音が容易に出るようになりました。

今回のショパンコンクールで国産の特にヤマハのピアノは誰が弾いても一定の良い音が出ていた。これは開発技術陣の苦労の結晶であり日本の誇らしい技術だと思う。
ベーゼンドルファーを吸収した事によりその技術を研究したのか数年前より音色がベーゼンドルファーに近くなってきたと感じるのは気のせいだろうか…

基音の美しさで聴かせるベーゼンドルファーはスタインウェイとは対照的でありピアノの個性が際立つ楽器。

対してスタインウェイは音色変化の自由度が高いので表現者である芸術家にはやはり受け入れられる。

スタインウェイは弾くとその演奏家の中身がもろに出てしまう繊細な楽器。

なのでコンクールなどでスタインウェイがいまいちに聴こえるときは演奏者がいまいちなのだ… (もちろん好みもある、特に音色を重視して聴いた場合による)

逆に調律と言う観点からみれば事情が異なり、ヤマハカワイの国産ピアノはもろに調律に左右されてしまうと感じる。つまらない音を作るとそのまま出るので調律師の感性と実力が問われる楽器と言え、その点では調律と調整次第でよくできる伸び代がある。

特に経験上カワイのピアノは手を入れれば入れるほどほんとに良くなる、けども放置したりよくない調整だともろに酷くなってしまう。状態の良いものは国産ピアノを超えるものがあると感じます。

ヤマハは平均的で手を入れずともある程度のパフォーマンスを発揮してくれる優等生。でもこちらも調律や調整次第で素晴らしい状態にもなる。つまらない音のヤマハが多いのは調律師のせいでもあると言ってもよいかも。
調律師もメーカーからそのように調律するようにと教えられるのである意味それがヤマハの音で正解なのかもしれない…

楽器としてはもっと潜在的な能力があると感じるので勿体無い話ですが。

倍音のあまり求められないポップスやマイクでひろう場面ではヤマハトーンはよい持ち味を出すと思います。

その点スタインウェイは器としての完成度が高いので極端な話調律しなくともある程度の音が鳴り、演奏者次第で音が作れてしまう。

もちろんスタインウェイと言えどつまらない調律ではつまらない楽器になるし、素晴らしい調律であれば最高の状態になるのは言わずもがなです。

日本にもあまり知られていないメーカーで素晴らしいピアノもあるし(あった)、昔のピアノで扱いは難しくとも芸術的な香りのするピアノもあります。

フラットに、偏らずに芸術に真摯でありたい、自分の感性に正直でいたいと思ってます。

その感性が鈍らないように、更に磨きをかけられるようにきれいなもの、美しいもの、風景や音楽、芸術、様々感性を刺激してくれるものに触れる努力をしたいものです。

現代社会で忙しくしてるとそれが自然にできないのが悩ましいところですね…

注 あくまで個人の見解であり絶対的なものではありません。現在の考え、感覚でありこの先変わる可能性は多分にあります。


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プロフィール

Masayuki Saraie

Author:Masayuki Saraie
SARA PIANO

珈琲とピアノと猫をこよなく愛する

ピアノ調律師 更家雅之


楽器が求め、演奏者が求めるベストな状態へ

音の職人、更家雅之の日記や想い

ピアノや音楽、日常を通して出会う人たちとの 交流から日々考えさせられ思ったことを、日記を中心に更新中。


音楽はどんなジャンルでも大好きで聴くこと演奏することが趣味

音楽と歩んできた人生、辛い時、楽しい時、そばにはいつも音楽がありました。音楽によって救われた時期も。

そしてピアノを弾くと心が落ち着きます。

近年、調律や音楽が心に及ぼす影響を研究中。

音楽は心の世界への扉 、そして心そのもの。


ピアノ、音楽を通してこの時代に”心豊かに生きる”を実践しています。

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